2019年03月30日

「さくら・春の誘い」コンサートを終えて。

3月23日レストラン「ペタル・ドウ・サクラ」というフレンチ薬膳レストランで、ソプラノコンサートと薬膳フレンチ料理のコラボレーションをしました。

この日は、唱歌「早春賦」の歌詞の通り♪春は名のみの風の寒さや♪でした。朝からみぞれが降り、窓際の桜の一輪、二輪もじっと頑張っているようでした。

‟春の誘い”ならぬ、これでは‟冬の誘い”コンサートです。しかしながらソプラノ歌手刈田さんの歌がはじまると、桜も満開になったかの様に、その響きに、花びらもお客様の顔もほころびました。

刈田享子さんの声は、日本歌曲でもアリアでも同じ響きをします。日本語は子音が強く言葉がはっきりする代わりに、響きの役割をする母音の邪魔をすることが多く、日本人は西洋歌曲やオペラを歌うときに苦労すると言われます。その点、刈田さんの声はマルチです。どんなパッセージでも、高低差があってもスムーズに響きを移行させることができ、どんな言語でも響きの色は変わらずにきこえます。ですからどんな会場であっても、広さに高さに係わらず彼女の歌声は私たちを感動させてくれます。

そしてペタル・ドウ・サクラ オーナーシェフの造る薬膳フレンチは、舌にまろやかに、身体に優しく、目も楽しませてくれる、実に心躍る「おもてなし」をしていただきました。ヨーロッパでは家庭料理の食材を森に探しに行くことがしばしばあるということですが、難波シェフもまた、地産地消で、地元農家さんにお邪魔して、まさに地を這って、身体に優しい食材を探して来るというこだわりようです。時には見つけた葉や茎をその場で、土の食卓から直に食すと言う恵まれた食材探し⁉⁉を日々続けてらっしゃいます。「シェフ‼願わくはご無事で厨房にご帰還を‼」

皆さんにも是非この企画を楽しんでいただきたいと思います。

 

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